WEB教科書の要点を知りたい人
そんな方の疑問にお答えします。
本書はWEBライティングの基本的な記事の構成から、文章の書き方テクニックなどが紹介されています。
ブログを始めたばかりの人やSNSなどで、きちんと言葉を伝える技術を磨きたい人におすすめです。
WEBライティングの教科書の基本情報
書名:伝えて動かす!WEBライティングの教科書
著者:RAY
出版社:Amazon Services International
概要:Kindle版
定価:本体500円+税
WEBライティングの教科書の要約まとめ
WEBライティングの教科書を以下の3点に要約しました。
- 要約①:相手に伝わる記事の7つの型
- 要約②:読みやすい文章をつくる9のテクニック
- 要約③:人を動かす文章をつくる13のテクニック
1つずつ解説していきます。
要約①:相手に伝わる文章構成
本書は7つの記事構成パターンを使うことで、
- 伝える文章
- 行動させる文章
- 感情を動かす文章
- 興味をひきつける文章
それぞれに適した文章が書けるようになっています。
- ゴールデンサークル
- PREP法
- SDS法
- PPCの法則
- PASONAの法則
- 成功ストーリー
- 認知的不協和
出典:伝えて動かす!WEBライティングの教科書
自己紹介やプレゼンテーションで使える「成功ストーリー」の記事構成を紹介します。
これは自分をアピールするときに、ストーリー調の方が人の興味関心を引き、信じられやすくなるテンプレートです。
- 理想の現在の状態
- 悩んでいた過去や弱っていた頃
- 打開策を見つける
- もう一度理想を手に入れた現在
という流れにすると、読まれやすい記事構成になるそうです。
- 今では記事もスラスラ書けるライティングスキルを会得しましたが、昔はそうではありませんでした。
- 記事を書くにも1日かかり、文章構成もボロボロ…小学生の作文並み。
- しかし、ある本に出合って解決策を見いだせたのです。それが~
- そうして私は、ライティングスキルを身につけることが出来ました。
確かにそう考えれば、ネットでよく目にするブログのプロフィールはだいたいこの構成をしていますね。
現在の自分から、どん底時代の過去を語りもう一度今の充実した人生を描く。
しっかり応用できそうです。
他6つのテンプレートについては、本書をご覧ください。
要約②:読みやすい文章をつくる9のテクニック
これは読者にとって読みやすい文章をかく9つのテクニックが紹介されています。
具体的には、
- 一文の長さでメリハリをつける
- 文末でリズム感を意識する
- 体言止めを活用する
- 同じ接続詞を続けて使わない
- 改行して見やすくする
- 要点は箇条書きでコンパクトにする
- 会話文で感情を伝える
- 漢字・ひたがな・カタカナの理想の比率
- 適切な言葉遣い
漢字・ひらがな・カタカナの理想の比率は、「2:7:1」が黄金比とされています。
これが一番バランスが良く読みやすい比率だそうです。
例えば、
「今日は昼頃に起床して林檎を食べました」
上の文は 漢字:50% ひらがな:50% です。
バランスを整えて
「今日の昼ごろに起きてリンゴを食べました」
漢字:25% ひらがな:60% カタカナ:15%
最初の文よりは読みやすくなったはずです。
こういったテクニックが9つ紹介されています。
要約③:人を動かす文章をつくる13のテクニック
- 主張の一貫性
- 主張のあと理由
- 権威性
- デメリットを伝える
- 読者目線
- 読者との共通点を探す
- 自分の弱み・人間味を見せる
- フレーミング効果
- アンカリング効果
- イエス・セット
- 例えの活用
- イメージさせる
- 相手の価値観に寄り添う
ここではイエス・セットをご紹介します。
例:
「お金がないよりあったほうがいいですよね?」 → YES
「でもそう簡単に稼げる方法はありませんよね?」 → YES
「もし簡単に稼げる方法があるなら嬉しいですか?」 → YES
「実は簡単に稼げる方法があるんですが、知りたいですか?」 → YES?
これはイエスが答えとなる質問を繰り返して、最後にノーと言いにくい状況を作り出すテクニックです。
なんかこんな感じのセールスページ見たことありますよね。
WEBライティングの教科書の書評
ライティングの基本が網羅されている
全てにおいて簡潔で理解しやすく、基本が網羅されています。
とくに重要な要素だけを抜粋して紹介してあるので、ここから応用編の本につなげる助けにもなります。
内容は ①テクニック → 具体例 → ②テクニック → 具体例 → ③テクニック
といった感じなので無駄が一切なく、ページのボリュームも少ないので読みやすい。
私は本を読むのに時間が掛かって、結局学んだことをやらないまま終わる場合が多いです
しかし本書はテンプレを見やすくまとめてあり、実行しやすいと感じました。
注意点
筆者はおそらく情報商材などを売るリストマーケティングもされている方のようです。
なので、記載されているメルマガ登録で特典が貰えますが、セールスが届くようになるのでその点は注意してください。
本書の内容は申し分ないのは確かです。
WEBライティングの教科書を読むべき人
WEBライティングの教科書を読むべき人は以下のような人です。
①ブログの書き方がわからない人
②読みやすい文章を書きたい人
③人を動かす文章をつくりたい人
④WEBライティングを始めたい人
上記のいずれかに当てはまる人は、本書を読むと悩みが解決されると思います。
WEBライティングの教科書を読むメリット
次にWEBライティングの教科書を読むメリットをご紹介します。
理由①WEBライティングの大まかな全体像が把握できる
理由②初心者はライティングスキルの基礎が大幅にアップする
理由①WEBライティングの大まかな全体像が把握できる
1つ目の理由は、WEBライティングの大まかな全体像が把握できるからです。
右も左もわからないライティング初心者は、何が良い文章の書き方なのかもわかりません。
そんな初心者がネットで調べたりTwitterで情報収集しても、どれも断片的で全体像を把握することができない。
ですが、本書は大まかにライティングとは何が重要で、どこを意識して書けばいいのかが記載してあるのでライティング入門書としてはおすすめです。
理由②初心者はライティングスキルの基礎が大幅にアップする
2つ目の理由は、初心者のライティングスキルの基礎が大幅にアップするからです。
なぜなら用途によって使える記事の構成テンプレート7種類と、文章のテクニックの具体的な方法が書かれてあるからです。
明日明後日にダメになるような小手先のテクニックではなく、長く使われてきた普遍的なパターンが集約してあります。
始めからライティングの高額商材や教材を買うよりも、この本を読んだほうがまんべんなく広い知識を吸収できるのでコスパも断然いいです。
まとめ
今回は「伝えて動かす!WEBライティングの教科書」について書評・要約を紹介しました。
最近ブログを始めて、伝えたいことがうまく伝わらないと感じることがありました。
これからはしっかりこれらのテクニックを応用して、わかりやすい言葉で伝えられるよう精進していきます。
関連本
こちらの『文章力の教室』はさらにライティングテクニックが詳しく書かれています。